これまでウェブで記事を更新してきたOffshoreは、2022年より、アジアを読むための紙の文芸誌『オフショア』として再開します。
キーワードは「アジア」ですが、定義が複雑で広大、境界線を引くことのできない「アジア」をそのまま体現する誌面にしたいと思っています。エッセイ、論考、批評、ノンフィクション、インタビュー、小説、戯曲、短歌、詩など、言葉を用いた文芸作品で、アジアを読みます。
画面をスクロールし読み飛ばすのではなく、じっくり腰据えて読む。ここに掲載される作品は、瞬発力がなくて、バズらないかもしれません。けれども、五十年後百年後にも残って読まれる(であろう)紙の本です。
時期
2022年8月1日(創刊号)、2023年2月1日(第2号)刊行予定。
以降、年に2回刊行予定。
内容詳細
タイトル『オフショア』
A5版、60〜90ページ程度、中面モノクロ、各号約800部発行(予定)、日本語
編集・発行人:山本佳奈子
掲載作品数:各号6〜8本
※初年度においては、各号のテーマは設定しません。
※準備が整い次第、電子版の発行にも対応する予定です。
ウェブzine「Offshore」*(旧)と『オフショア』(新)の違い
- 書き手:山本ひとり(旧)→複数でオープンに(新)
- 掲載作品の種類:インタビューかコラム(旧)→文章、言葉を用いた作品であれば問わない
- 書かれる対象:音楽やアート(旧)→問わない。社会全般(新)
* 「Offshore」(読み:オフショア)は、山本佳奈子が一人で運営・執筆してきたウェブサイトで、主に東アジア・東南アジアの表現者にインタビューした記事やコラムを掲載してきました。また、ウェブとSNS運営のみならず、実地でのトークイベント開催や、招聘したバンドのツアー、映画上映ツアーなども行ってきました。
販売方法
創刊初年度は各書店への直取引を予定しています。
執筆者からの手売り、オフショアオンラインショップからの直接購入も可能です。
書き手の募集について
*創刊号における書き手募集はいったん締め切りとさせていただきました。第2号は2月1日発行を予定しています。第2号に向けてアイディアがある方は、引き続きご連絡ください。(2022年4月18日追記)
『オフショア』では書き手を広く募集します。完成原稿ではなく、掲載を希望する原稿の構想メモ段階でご連絡ください。長文歓迎。原稿料は決して高くはないですが、お支払いします。完成した『オフショア』を10部進呈しますので、ご自身で売っていただくこともできます。詳細な条件を記載したドキュメントをお送りしますので、こちらまでご連絡ください。
info.offshoremcc@gmail.com
構想メモ提出の期限
2022年5月15日まで(第2号の期限は後日おしらせします。)
テーマについて
テーマはアジアです。アジアとは、広大で、定義もひとつではありません。例えば、アジアの地域どこかの地名が入っていれば、それはもう「アジアを読む」ことになると思いますし、例えば、書き手がアジア人である作品を読むことも「アジアを読む」と言えるでしょう。
これまでウェブでは山本一人しか書いてこなかった分、いろんな方に参加してもらえるとうれしいです。
助成:一般財団法人おおさか創造千島財団
(2022年度 創造的場づくり助成「アジアを読む文芸誌「オフショア」創刊と書き手のネットワーク形成事業」)