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映画『パーティー51』上映後トーク:パク・ダハム×バムソム海賊団×ハ・ホンジン×チョン・ヨンテク監督

韓国ドキュメンタリー映画『パーティー51』上映&ツアー、東京UPLINKで10月2日、10月5日に開催されたトークを一部抜粋してレポート。登壇者は以下の通り。両日とも、会場から質問を募集しQ&A形式で行なった。2009年から2012年始めにかけて撮影されたドキュメンタリー映画であり、それからずいぶんと月日が経過している。現在はJARIP(自立音楽生産組合)を抜けたミュージシャン達からの音楽、政治社会活動に対する本音の考えは、熱気あふれる映画本編とのコントラストをつくり、非常に興味深いトークだった。

※映画の内容を含みます。これから映画を観られる予定でネタバレが気になるという方は、観賞後お読み下さい。

しかし、この記事(今)を読んでから映画(過去)を観ることも、状況を俯瞰できて面白いかもしれない。

 


上写真:バムソム海賊団  ©51+ film

 

登壇者
バムソム海賊団 ヨンマン
バムソム海賊団 ソンゴン
ハ・ホンジン
パク・ダハム
チョン・ヨンテク監督
山本佳奈子(Offshore)
通訳:本田恵子(10月2日)/清水博之(雨乃日珈琲店、『パーティー51』日本語字幕担当、10月5日)

参考:
映画『パーティー51』上映&ライブツアー
『パーティー51』映画情報


■10月2日 UPLINK FACTORYでのトークより抜粋・編集

 

山本:自立音楽生産組合(JARIP)に関しての質問がきています。JARIPを元々知っていた方からの質問だと思います。「JARIPを通して51+ FESTIVALなどの活動を知りました。日本で上映やライブの機会があることをどう思いますか?」との質問。映画を撮影していたのは2009年から2012年。ずいぶん前の話ですよね。

 

監督:韓国ではこの映画が劇場公開、地方でも公開されました。ただ、日本のように上映とライブを一緒にやるということは実現していない。韓国で実現しなかったことが実現したのはとても不思議です。

 

山本:「インディーバンドがここトゥリバンに集まったきっかけは?」との質問です。

 

監督:ジンボ政党という政党があります。日本でいうと左派の政党があって、その議員とYamagata Tweaksterにつながりがあって・・・、ジンボ政党は、共産党と言うより社会党で・・・、それから・・・

 

ヨンマン:(監督の説明が長いので)僕が話します!そのジンボ党のチャン・ドンミンという議員とYamagata Tweaksterが、トゥリバンで毎週土曜にライブを始めました。そこにいろんなバンドが集まってきました。猫も杓子もクズもカスも集まってきて、誰でもライブをやるようになっちゃった。それが大きくなった最終形が、映画に出てきたあの現象なんです。Yamagata Tweaksterとチャン・ドンミンの始めたライブがだんだん大きくなっていった、ということです。もう少し詳しく、なぜたくさんのバンドが集まってきたかを説明します。あそこにはライブしたくてもできない人たちが集まってきたんです。映画でも出ていましたが、ホンデは家賃がすごく高くなって、ライブハウスがどんどん閉まっていった。ライブできる場所がどんどん減っていた中で、トゥリバンはお金を払わなくてもライブをさせてもらえた。溢れちゃった人たちが集まってきた、というのが経緯です。

 

山本:なるほど。私も初めて聞いた側面です。映画の中で見ると美しい話になっちゃうんですけどね。ヨンマンに聞きたいんだけど、映画の中に出てくるバンドで、「カス」だと思ってるバンドっているんですか?

 

ヨンマン:まあ、全部かな。

 

会場笑

 

山本:私からの質問もあります。今もJARIPに所属しているのは、パク・ダハムとソンゴンですよね?

 

ホンジン:今はダハムさんだけですね。

 

パク:さっきその話になったんですけど、ソンゴンの名前がJARIPの名簿から消えてた。それを聞いたら「辞めたよ」って。

 

ソンゴン:今年5月の51+ FESTIVALの出演メンバーをみたら、(僕たちみたいな)うるさいバンドが入ってなかった。それで頭に来て、お酒飲んで、抜けました・・・。まあ、その前からほとんど活動してなかったんだけど。まあ恥ずかしい話です(笑)。

 

山本:ヨンマンとホンジンはずいぶん前に辞めてるよね?2人の辞めた理由も聞いていい?

 

ヨンマン:じゃあ先に辞めた人からどうぞ。(ハ・ホンジンをうながす)

 

ホンジン:大きく2つの理由があって。組合の規則に、「新メンバーが来たら、元々いた人は委員をやめよう」という規則がありました。それに則ったということと、もうひとつは、トゥリバンの件が一件落着した後、それぞれの求める理想像も違ってきた。それが辞めた理由ですね。

 

ヨンマン:トゥリバンの件が終わってから、(あそこに集まったミュージシャンたちは)バラバラになっていったということもあります。さらに1、2年経つと、組合のメンバーもどんどん変わっていきました。組合のメンバーが変われば組合の性質も変わってくるし、自分と考えが違ったり、推進の仕方が自分の方法と違ってきて。もう自分がここにいる意味はないな、と思って辞めました。

 

山本:ここのメンバーでは今ダハムだけがJARIPメンバーということですね。タンピョンソンとYamagata Tweaksterは今もJARIPですよね?

 

パク:僕と彼ら2人は今もメンバーですね。

 

山本:この映画をちょっと引いたところからも見たかったので、個人的にはJARIPをやめた3人の話も聞けて、良かったです。

 

観客A:組合を作って、抜けた人もいて、さらに動きが変わって、という話ですが、「やってみて良かった」って思えるところはありますか?

 

ヨンマン:うん、良かったなと思いますよ。JARIPはこれからも活動してほしいと思いますし。僕はもうやりませんけど(笑)。

 

パク:JARIPを作ったことはもちろんいいことだと思います。自分としては、広げることよりも小さくていいのでどう維持していくか、を考えています。自分がなぜ辞めていないかと言うと、自分が辞めた後にこの組合がなくなったら、「昔はこういうことやってたけど今はもうないよね」って言われてしまうのが悔しい。それだけの理由で今もやっているわけではないけれど、自分のできることはこれからも続けていきたいと思います。

 

観客B:似た質問ですが、この映画の後、ホンデのミュージシャンのみなさんの環境は変化しましたか?自立に向かって歩みをすすめていますか?

 

ヨンマン:(しばらく考えて)変わっていったというか、悪化した感じはします。いや、ごめんなさい、悪化じゃなくて、「現状維持」ですかね。

 

パク:個々で見るともちろん当時と状況は変わっているけど、全体像で見てみると、良くなったり悪くなったり、なくなったり、新しくできたり、っていう現象があって。全体でみるとプラスマイナスゼロかなと思います。

 

ソンゴン:インディーバンド自体が増えないですね。新しいバンドが増えていない。

 

山本:それは、撮影時と比べて?

 

ソンゴン:はい。特に僕たちがやってるような(うるさい)音楽は。10代の子たちが僕らのやっているような音楽を聞いていたりすることは考えづらい。

 

パク:僕はちょっと違った考えを持ってて。ミュージシャンが増えてないということじゃなくて、増えてはいるけど、一緒に活動するような人がいない、ということかもしれない。

 

ヨンマン:とにかく韓国の若い子はヒップホップばっかり聞くので、僕らがやっているような(グラインドコアやメタル、パンクなどの)音楽は絶滅していくんじゃないかと。歴史の中にうずもれていく運命かもしれませんね。

 

山本:ホンジンはソウルの今のシーン見てて思うことありますか?

 

ホンジン:あのときと比べて発展しているとは思わないですね。トゥリバンがあったときは、音楽で食べていけるように、みんな平均的な収入を得ようという問題提起をしていました。その活動によって改善されて、最終的には(一部のミュージシャンは)音楽で食べられるようになった。今はそれが普通になってしまいました。

 

山本:なるほど。ありがとうございます。次回は10月5日に同じくアップリンクで、同じメンバーでトークやるのですが。内容かぶらないようにしないといけないね。

 

ヨンマン:大丈夫ですよ。同じ質問でも違うように答えるので。

 

会場笑

 


■10月5日 UPLINK FACTORYでのトークより抜粋・編集

 

山本:お客さんからの質問です。「音楽を始めたきっかけは?」

 

ホンジン:メタリカ。

 

会場笑

 

ヨンマン:高校の時にパンクのライブを沢山見に行って、右翼っぽいパンクバンドを観に行くことが好きで。そのとき楽器はできなかったんですが、右翼バンドをバカにする曲を演奏し始めたのがきっかけです。そのあと、2年軍隊に逃亡して、そのあとまた始めました。

 

ソンゴン:バムソム海賊団はそういう経緯で始めたんですが、その前は、僕は中学生の頃、家で一人でコンピューターで怖い音楽を作っていました。

 

山本:ソンゴンは14歳ぐらいのときにブラックメタルの一人プロジェクトやってたんですよね。アンダーグラウンドで話題になって、アメリカでリリースして。神童とか言われてたんだよね。なんて名前でやってたんだっけ?

 

ソンゴン:PYHA。

 

通訳 清水氏:直訳すると廃墟という意味です。

 

※参考記事:韓国アングラシーンを揺るがすバンド「バムサム海賊団」がやってくる

http://www.excite.co.jp/News/bit/E1325647432500.html

 

パク:若いときはうるさい音楽をあれこれ聞いてました。そのあと、韓国で初めてノイズ音楽を始めたデュオAstro Noiseを聞いて衝撃を受けて、この音楽はなんだろう?と思って。それで家で練習を始めました。ライブ企画を始めたのは中3〜高1ぐらい。自分の演奏を始めたのは高3ぐらいからです。

 

山本:会場のみなさんはみんなの年齢を知らないと思うのですが、みんなまだ20代だよね。

 

ヨンマン:……サンジュッサイ。

 

山本:あ、そうか、ヨンマンは30歳になった。ダハムが1個下で29歳。監督はもちろんもっと上ですよね。

 

監督:1969年生まれです。

 

山本:では他の質問。「今のソウルの音楽シーンには、トゥリバンでのあの活動を経験していない世代もいると思います。トゥリバン以前と以降の世代で、政治とのかかわり方の違いはありますか?」

 

パク:世代と言うよりは、時代時代にミュージシャンがいる。世代で分けて考えるのはナンセンスじゃないかなと考えています。

 

山本:じゃあちょっと質問を変えますが、トゥリバンを経験してきたバンドと、トゥリバンが新しくなってからできたバンドに、意識の違いはあると思いますか?

 

ヨンマン:トゥリバンでライブしていた当時は、トゥリバン周辺と関係持たないミュージシャンと、僕たちで、分かれていました。トゥリバンでライブしないミュージシャンの中には、僕らのようなミュージシャンを本当に嫌っている人もいました。

 

山本:それって、最後の描写で出てくる、「政治運動圏バンドか?」っていう話と繋がる部分?

 

ヨンマン:そうです。

 

山本:嫌われてる、って具体的にどういうことで感じた?Twitterで何か言われてるとか?

 

ホンジン:Twitterとかよりも、会った時に挨拶してくれないとか。あと、自分のいないところで悪口。今は、そんな人とも挨拶するようになりましたけどね。当時は、「左派のミュージシャンだ」と偏見を受けてました。

 

山本:なるほど。では他の質問。「エンドロールの選挙のような映像はなんですか?」

 

監督:2012年11月の大統領選挙です。ここにいるミュージシャン達の友達で、パク・チョングンという写真家の方がいて。彼は国家保安法で捕まったことがあるんですけど。その人が提案したイベントで、選挙結果のテレビ番組を見ながらライブをしていた企画です。面白そうだと思ったので、撮影に行きました。

 

通訳 清水氏:補足です。パク・チョングンって人は、北朝鮮のネタをずっとツイートしてて、それで捕まったんですね。

 

山本:私も一度会ったことがあって。JARIPの今の拠点をシェアしてるカメラマンですね。今、ホンデではない場所にJARIPの拠点があります。四角い部屋で真っ二つに分かれてて、片方はフォトスタジオ、片方はライブスペース。twitterのアカウント名は「seouldecadance」ですよね。私が今年3月に会ったのは、捕まった後でした。じゃあ、あのエンドロール映像はライブもやりつつ、選挙ビューイングをする感じだったんですか?

 

監督:そうですね。パク・クネが大統領になるときの選挙速報を見ながらライブしてました。結果、パク・クネが勝って、若者はみんな残念で、絶望した気分でした。パク・ダハムのPCで選挙速報を流していたんですが、結果が出たとたん、PCがダウンしたんですね。

 

山本:それがあの青い画面でエラーになっていた?

 

監督:そうです。それが偶然で面白かったです。

 

山本:じゃあまた別の質問。日本のことと重なる状況もあるのかなと言うことで。たくさん書いていただいているけど絞ります。「日本の最近のデモをどう思いますか?韓国では報じられていますか?」

 

ホンジン:Twitterではすごく出ていますよね。ニュースには出ないかな。

 

ヨンマン:ニュースでも良く言ってるよ。

 

ホンジン:あ、僕は家にテレビがありません。

 

会場笑

 

ヨンマン:ポータルサイトにもメインで出てますよ。

 

山本:みんなは、個人的にどう見てるの?

 

監督:韓国で戦争反対のデモをしたところで、10万人は来ないんじゃないかなと思います。戦争反対デモで10万人集まっているから韓国の人は驚いています。

 

山本:その感覚は絶対違いますよね。みんな兵役を経験しているし。みんな2年ずつ行ってるの?

 

パク:僕はその頃体が悪かったので、軍隊の事務みたいな仕事で2年行きました。

 

山本:こんなときに聞いて良いのかわからないけど、もし答えてくれるなら聞いていいですか?兵役ってどうでした?

 

ヨンマン:バムソム海賊団の歌詞は、軍隊について書いていたりしますね。行く前は、ほんとに行くのが嫌でした。

 

山本:ソンゴンも嫌だった?

 

ソンゴン:うん。

 

ヨンマン:ただ、二重の思いがあるんです。行くのすごく嫌なんですけど、韓国人だから行かないといけない。ちょっとそこに誇らしげな気持ちもある。行って、帰ってきたときも愚痴を言うけど、ちょっと自慢みたいな気持ちもある。嫌いなんだけど、行って当然みたいなところがあるので、兵役行ってきた人は行かない人に対して悪く思ったりもする。でも、軍隊行って帰ってくると、自分がバカになった気分になりましたね。

 

ソンゴン:あ、僕は今、軍隊(迷彩柄)のズボン履いてるけど、これは軍が好きなんじゃなくて、ファッションとして履いてます。

 

会場笑

 

山本:なるほど。ありがとう。面白い質問が来ています。「些細なことで構いません。最近一番腹が立ったことは何ですか?」とのこと。プライベートな話でいいのかな。どういう答えが面白いかは、それぞれで決めて下さい(笑)。

 

ホンジン:(ヨンマンを指して)この人は毎日怒ってますよ。

 

パク:最近、お金を稼ぐために大きな企業の仕事をしたりします。企業に頼まれて、DJイベントをやることが多いんですが、開催してからお金が入るまでに2か月ぐらいかかります。イベントにかかった経費とか出演者へのフィーを「立て替えておいて」と言われる。「それはない!」と反論してなんとかお金出してもらった。そうやって支払い遅らされると、結果、3ヶ月後に出演者にミュージシャンにお金がいくことになる。

 

山本:でも、日本は後払い、請求書払い、増えてきてますよね。プレイガイドでチケット発行すると、売上受け取りに1か月ぐらいかかっちゃうことがある。2か月後にギャラ渡すとか、インディーシーンでは増えてきているのかなと思います。

 

パク:違いは、それがわかっていても前もって言ってこない。腹が立って、支払い遅延に反対するためのイベントもオーガナイズしました。

 

山本:ヨンマンはいろいろあるでしょう?

 

ヨンマン:僕は全然怒らないですね。こいつ(ソンゴン)はよく怒ってますけどね。人の悪口言ったり、喧嘩したり……。
(他のミュージシャンが笑う)

 

山本:いやいや、ツアーで様子を見ていると、あり得ないですね(笑)。

 

ソンゴン:この人(ヨンマン)は、暑かったり腹減ったりしたらすぐ怒る。食べて、暑くなって、汗かいたらすぐ怒る。道歩いてて、前の人がちょっと止まったりしたらすぐ怒る。

 

会場笑

 

山本:他の質問。「ヘチってなんですか?」バムソム海賊団の曲だから2人に答えてもらおうかな。ソウル!シティ!デザインシティ!っていうあの曲ですが。

 

ヨンマン:何年か前に作られた、ソウル市のマスコットキャラクターです。そのとき市長が、ソウルをデザインシティにしようとマスコットをつくりました。昔あった想像上の動物がモチーフになっています。そのとき市長は「デザインシティ」と謳って、古い建物を壊して再開発を進めたんです。ヘチが再開発のシンボルだという考えもあります。ぜんぜんかわいくないし。

 

山本:デザインシティって、世界デザイン首都も絡んでいると思うんですが、2年周期で世界のいろんな市をまわっていて、2016年は台北だから、台北もどうなることかと私は思ってるんですよね。ソウルが世界デザイン首都になったのは2010年?

 

ヨンマン:2010年です。

 

山本:じゃあまさに、この映画は2010年ごろにも撮られていたのでそのデザインシティの真っ最中だったんですね。

 

観客C:うどん屋は今どうなっているんですか?

 

監督:映画でもそのシーンが出てきますが、新しい場所で営業しています。ホンデの中ですが、何百メートルか離れたところで営業しています。2010年から比べると、観光地として発達しました。だからホンデで事業をしようと思うと、フランチャイズじゃないと厳しい状況になっています。ユ・チェリムさんが今呼び込みしてますね。

 

山本:最後、私から質問を。さっきも話に出てきたけど、5年ぐらい前の話がこの映画。自分たちの若い頃が映されていて、今それを日本の人たちが観ている。どう思いますか?

 

ホンジン:今も若いです。

 

山本:そうだよね(笑)。

 

ホンジン:裸になったみたいな感じで、恥ずかしいですね。

 

ソンゴン:映画の中でインタビューされる場面があります。監督が聞きたい言葉が出るまでずーっと質問するので、(会場笑)映画を見ると、「あれ?自分こんな話したかな?」と思うところも。自分があまり知らないことを知ったかぶりで話してるな、と思うところもあります。映画を見て(ヨンマンと)二人でびっくりした。自分たちが頭いいフリしてる、って(笑)。ちょっと恥ずかしい感じですね。

 

ヨンマン:(しばらく考えて)うーん……、恥ずかしいです。いろんな考えが出てくるので一言では言えないですね。悲しみと喜びが混じったような気持ち。

 

ソンゴン:あとから見て、意味があることをしたんだなと映像で確認できるから、それは良かったかなと思いますね。

 

山本:JARIPを抜けた3人にまず聞きましたが、今も組合にいるパク・ダハムはどう?

 

パク:映像が残っててよかったと思います。トゥリバンに関して残ってる映像はこれしかないので。何度もこの話はするんですが、僕たちにとっては卒業アルバムみたい。他の国でこの映像を見てもらうことが不思議な気持ち。韓国で観られたときは恥ずかしい気持ちが大きいけど、他の国でYamagata Tweaksterの話とかJARIPの話をするということは、不思議であり、うれしい気持ちでもあります。